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北海道帯広・愛の国から幸福へ ~ 從愛国走向幸福 From the country of Love to Happiness Station

October 10, 2015
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愛の国から幸福へ

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かつて、帯広から南へ広尾までの84kmの区間に国鉄広尾線という路線があり、メルヘンチックな名前の駅がありました。
路線自体の開業は1929年~1932年までに広尾まで開業。愛国・幸福という語呂の良さから一部の旅行者には知られていたものの、よくあるひとつの地方ローカル線として存在していました。
この路線に転機が訪れたのは1973年3月、NHKの紀行番組「新日本紀行」において『幸福への旅~帯広~』が放送されたのがきっかけとになり、「幸福駅」の駅名が全国的に知れ渡った。前年1972年は7枚しか売れなかった「愛国-幸福」間の切符が、放送された年には300万枚の切符が売れ、以降4年間で1000万枚を超える「幸福駅ブーム」が起こりました。
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放送以降のブームにより「幸福駅」には多数の旅行者が来るようになったものの、広尾線自体の赤字経営は解消はできずに、1980年に国鉄再建法が成立すると広尾線も第2次特定地方交通線に指定されます。
そして名残惜しくも、国鉄分割民営化国鉄分割民営化直前の1987年昭和62年2月1日の営業を最後に国鉄広尾線が廃止され、同時に駅も廃止されました。
廃線後も両駅を訪れる観光客は後を立たず、観光スポットとしてその後を歩んでいます。「愛国から幸福ゆき」切符は今でも幸福・愛国駅前の売店で販売しています。大型バスが停められるように駅前が整備されています。
当時を色濃く残している旧駅は、愛国、幸福、忠類、大樹、広尾の5駅です。他は大正駅の様に一部の施設が残っているところもあるが、ほとんどが更地化している。

広尾線各駅

帯広 – 依田 – 北愛国 – 愛国 – 大正 – 幸福 – 中札内 – 更別 – 上更別 – 忠類 – 十勝東和 – 大樹 – 石坂 – 豊似 – 野塚 – 新生 – 広尾

愛国駅

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昭和4年の開通から営業していた愛国駅。もともと行違い可能駅であったが、廃線直前には1面1線の駅になっていた。元々は無人駅であったが、大正駅の助役が愛国駅の助役を兼務していたことから常駐され、後に有人駅に昇格していた。廃線日の愛国駅の模様は、国鉄最終日に日テレ特番でも放送され、廃線と同じ頃に国鉄を定年退職された模様です。
なお愛国の地名は「愛国青年団」という開拓団名より由来する。
廃止前の国鉄末期に建て替えられたため、駅舎が鉄筋コンクリート製です。廃線後は改築され、現在は交通記念館になっています。旧国鉄時代のサボや切符など懐かしい物が、写真と共に展示されています。ホームには蒸気機関車などが展示されています。※冬期は日曜日のみの開館。また幸福駅に負けず、定期や名刺が張られています。
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駅舎前には「幸福行き」切符をかたどった石碑のモニュメントがあり、記念撮影スポットとなっています。交通記念館の周辺は公園として整備されたため、ハート型の噴水や遊具、バーベキュー小屋などが旧駅付近にあります。
また5月下旬〜10月上旬には、駅舎隣で朝市が行われているそうです。

幸福駅

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昭和31年8月26日に幸福仮乗降場として開業、同年11月1日に駅に昇格し、幸福駅として営業を開始。そのため鉄道駅としては期間が短い駅です。
駅名になった幸福町の由来は、近隣を流れる札内川はアイヌ語で「乾いた川」を意味する「サツナイ」と呼ばれていた。その後の開拓団により「幸震」と漢字が当てがわれたが、難読のため、そのうち「こうしん」と呼ぶようになった。
幸震には福井県からの入植者が多かったことから、この地域の集落名を「福井」の一字を充当して「幸福」となり、この町名が現在に至ります。
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末期は1日6往復の運転であったためか、幸福駅自体の乗降客数は昭和56年度で1日平均13人程の利用しかなく、実際の売り上げは、車での訪来客や郵便による通信販売が多数であった。
廃線後も観光ポイントとして新たに再整備され、鉄道駅から観光スポットとして残された。2000年以降は公園として整備され、普通車のみならず大型バスも乗り入れ可能です。ホームには2両のキハ22と共にラッセル車が展示されている。この駅の名物といってもいい駅待合室内外には、おびただしい数の定期券や名刺が貼られています。事前もしくは持ち合わせがあれば、幸福祈願で貼り付けて下さい。待合室が木造のため老朽化したため、2013年度秋頃にリフレッシュ工事が行われています。
駅前には切符を委託販売していた売店が、今でも販売しています(とうぜん切符としては使えません)。切符の日付は任意の年月日です。指定がないと訪問日になってしまいますが、廃線日、誕生日や記念日とか色々できます。時折、結婚日を入れて引出物にする人もいるとか。
最近は「恋人の聖地PROJECT」にて聖地に指定されたことから、カポー向けになってきています。駅舎からプラットホームへ抜ける途中に設置されている鐘は、擬似ウェディング(幸福駅ハッピーセレモニー)に用意された鐘なのですが、観光スポットとしても好評のようです。

幸福おじさん

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間違っても気球とか乗り物には乗っていません。旧幸福駅前でお土産屋さんを営んでいる方のことです。よくしゃべる方で、特に人が居ないときは熱心に語りかけてくれて帰してくれません。
営業は日の出から日没までで、冬季のみ休業とかなりアバウト。

幸福駅ハッピーセレモニー

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平成14年からNPO法人が「恋人の聖地PROJECT」主催で行われている、幸福駅で立会人のもとお互いにメッセージを綴る「幸福駅ハッピーセレモニー」。ウエディングドレス、タキシード姿で幸せな思い出を残したいカップルに人気。幸福のベルを鳴らして記念撮影を。主にゴールデンウィークが始まる4月下旬から11月頃までの週末および祝日に行われている。
詳しい日程や時刻、および費用は、帯広観光コンベンション協会 幸福ハッピーダイヤルHPまで。
※外国人専用受付E-Mail:happy@tabinobenriya.co.jp
参考

幸福駅廃線後の小話

廃線直後、幸福駅入口付近に「幸福鉄道発起人募集中」との立看板があり、一時期は鉄路復活を模索していたようです。2007年頃には既にその看板はなくなり、愛国駅や大正駅付近の旧路線上に建物が建ってしまっていたので、おそらく諦めたのかと思われます。
ただ幸福駅から帯広空港までは2km位しか離れてないので、もし帯広市街と空港の連絡路線としてなら、第三セクターなどの可能性があったかもしれません。
余談になりますが、ここに似たようなとこは女満別空港。空港の脇をJR石北線が通ってるにも関わらず、駅は不便なところにあって列車の本数が少なく、全く空港連絡としては使われていません。赤字路線を多く抱えるJR北海道にそこまでの余力がないのでしょう。

俺を忘れるな(大正駅)

愛国駅と幸福駅の挟まれた間に、大正という駅がありました。
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駅舎側にホームを有した2面2線で貨物線を有した木造の駅。1997年頃までは駅舎が残っていたそうですが、取り壊されて今はありません。現在は広場として整備され、島式ホームの一部だけが残っている。近くに駐車場とトイレがあります。
となりの幸福駅と合わせて、「たいそう幸福」という切符もあったそうです。

写真撮影年月日:2007年10月24日

アクセス

幸福駅

バス

JR帯広駅より十勝バス広尾行きに乗車し50分程度、「幸福」下車。徒歩5分。朝6時頃から概ね1時間おきにバスが出ています。平日14往復、土曜休日は初発7:00頃から10往復。午前中は2時間程間隔が空く時間帯があります。

自動車

JR帯広駅より国道236号を南下して45分程度。また帯広川西ICより帯広・広尾自動車道に入り、幸福ICで降りて1km程。
幸福駅から2km程先に帯広空港があるので、空港発着のレンタカー利用が便利でお勧め。
※駅から空港までの行き先案内は多くありますが、一直線でないのでナビ誘導がよろしいかと。

大きな地図で見る

愛国駅

バス

JR帯広駅より十勝バス広尾行きにて35分程度、「愛国」下車。徒歩2分程度。
若しくは帯広空港行きバスにて「愛国入口」下車。徒歩5分。

自動車

JR帯広駅より国道236号を南下して30分程度。国道から駅前へ左折する交差点が少し分かりにくいので、通り過ごしに注意。

大きな地図で見る

おまけリンク

mediaファイル 愛国駅・幸福駅(9,452KB)
mediaファイル 愛国駅・幸福駅[ナローバンド用](1,311KB)

帯広観光協会が平成20年に作成した動画「十勝観光ナビゲーション帯広」より、帯広市商工観光部観光課が抜粋して再編集した紹介動画です。

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