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北陸新幹線の奇妙な出来事 〜 加算•2重支払いの新幹線料金

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去る2015年3月14日に北陸新幹線が開業し、東京ー金沢間を最速2時間28分で結ばれて、従来より1時間20分の短縮されました。

JR東日本及び西日本の速報によると、前年度比3倍近い利用者が増加し、出だしは好調の様子のようです。

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北陸新幹線の運賃料金の計算が従来とことなる?!

ただちょっと料金に関してはおかしなことがことがあるんです。東京ー金沢間を指定席で購入すると14120円。今までの普通航空料金24890円、早割等で約2万円位でしたので、それに比べれば安く感じると思います。ところが従来の上越新幹線と特急の乗り継ぎで13050円ぐらいだったものが、もう少し足すと東京ー新大阪ののぞみ指定料金14450円に届いてしまうんです。

運賃計算の距離で比べると、東京ー金沢は450.5キロで計算され、東京ー新大阪間の運賃料金計算キロは552.6キロで計算されているのです。(東海道線の増線扱いで計算されるため、実際の距離はさらに短いです)

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JR長野駅から金沢までは8440円。東京行くより高い。

なんで距離短いのにと思いますが、この値段を押し上げている理由は、妙高上越を越えると加算料金が掛けられているのです。距離によって650円、970円、1300円の3段階が設定されています。
たとえば東京からの乗車する場合、妙高上越を超えて糸魚川までが650円、黒部宇奈月温泉までが970円、富山以西で1300円加算されています。また長野からの乗車の場合は、糸魚川までが650円、黒部宇奈月温泉以西が970円の加算となっています。乗車駅によって加算ルールが異なるため詳細は不明ですが、距離と区間に応じているようです。

更に不明なのはグリーン車の料金。通常1列車につき1回の料金になるが、北陸新幹線に限っては妙高上越を境に2重料金が設定されています。つまり、東京ー妙高上越と妙高上越ー金沢でそれぞれグリーン料金が計算されています。

どうしてこうなったかというのも、妙高上越を境に、北陸新幹線はJR東日本とJR西日本がそれぞれ管理し、指令室もそれぞれに存在している。更に国土交通省も運賃料金の認可の際、金沢までの暫定開業ということで了承していたのです。
このため、既存新幹線に比べてかなり高い運賃料金になってしまってます。本来であれば、上越新幹線経由より距離が短いので、運賃料金は同等かそれ以下位のはずなんですが。

この加算運賃料金で割りを食っているのは、長野周辺の方でしょうか?
信州方面から北陸へは、東京に行くよりも高い運賃料金になっており、JRが予測している8000人は少しキツイのではないかと予想されます。

◆越後湯沢経由
乗車券:東京→金沢
JR 401.1km 6620円→学割5290円
ほくほく線 950円
特急券(指定席):上越新幹線+はくたか
5140円(越後湯沢乗継)
13050円

上越新幹線・ほくほく線経由:401.1キロ+ほくほく線59.5キロ 北陸新幹線経由:450.5キロ

●首都圏から北陸に一日1万5千人
北陸新幹線の利用者数の見通しは、これまでの報道によれば1日2万3千人で、首都圏と北陸を移動する人は1万5千人を見込んでいる。内訳は、越後湯沢経由で上越新幹線と在来線を使って首都圏と北陸を往復する約1万人が北陸新幹線を利用し、航空機、高速バスなどから5千人が移行すると見込む。富山・金沢間などの北信越区間の新幹線利用者が8千人。

JRでは、東京・金沢間のシェアについて現在の鉄道4割・航空6割が、8対2になると見ており、観光需要を創出し利用者を増やしていく考えと述べています。

開業効果はひと段落

2016年に北海道新幹線が開業し、夏になるとひと段落しました。けれども土曜休日を中心に混雑が続いているようです。意外にもはくたかの混雑が多いようです。というのも延伸区間の乗車予想より多かったようで、土日休日の指定が取り難いようです。一部では指定席率が高いともいわれていますが。つるきは相変わらずですが、これは戦略的にガラガラなのですので、こちらは無視しても問題ないようです。開業時に問題視されていましたが、金沢-富山という短距離で新幹線12両分の乗客を埋めれるはずなですって。在来線時代でもだいたい席が埋まる感じでしたし。ただ気になるのは、北陸新幹線の延伸区間のうち敦賀-大阪間がまだ色々な思惑で決まっていないというところ。米原経由がコストが安いとか、当初通りの湖西線経由、、、それだと投資効果が薄いので小浜経由とか、、、、

利用者としては引我伝水で時間がかかる経路でないことを願望します。

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