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台湾旅行

深澳線で八斗子に行ったら「台湾で一番美しいローカル線の駅」だった

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台鉄に乗って瑞芳に着いて降りると、その先はバスで九份に行くか、列車を乗り換えて平溪線に乗って十份方面に向かうのがほとんどでしょう。

瑞芳からはこの他に、深澳線という路線があります。3年ほど前にできた新しい路線ですが、一体どんな場所なのかとは気にはなっていました。
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深澳線とは?

深澳線は瑞芳から海科館を経て八斗子を結ぶ4.7kmの短い路線。列車の行違いもできなく全線単線です。

1度(歴史的には2度)は廃線になったものの、海洋科技博物館のアクセス線として再開したのです。そのため海科館線とも呼ばれていますが、正式名称は深澳線とされています。

深澳線に乗り込む

深澳線の復活に合わせて新設された瑞芳駅3番線ホーム(3月台)から、主に八斗子方面の列車は発車します。この3番線ホームに併せて改札もありますが、こちらは瑞芳老街方面のための出口となり、九份へ行くバスは反対側となりますのでお間違いのないように。(地下道を渡った出口です)

海科館駅と八斗子駅には悠遊カードの読取り機以外はないので、切符は予め購入(or車内)するか悠遊カードで乗ることとなります。運賃は瑞芳ー八斗子間15元。

列車は全列車・平渓線と直通するため、八斗子行きに乗ろうとしてホームにやって来た列車を見ると、十份帰りの乗客が満載しています。混雑した列車に乗るのかと思いきや、ほとんどの人が瑞芳駅で下車してしまいます。最終的には、各車数人残る程度です。

行違いのできない単線のため、近年整備された路線なのに、ATCやCTCでもない、玉の通行票をもった列車しかその区間を運転できない、スタブ閉塞式という超アナログ方式です。

豆知識
AB間のどちらかの入口駅のみ通行票を発行するのがスタブ閉塞。AB間相互で通行票を発行するのがタブレット方式といいますが、間違ってもiPadの親戚ではありません。

瑞芳→海科館

瑞芳駅を発車するとしばらく宜蘭線と並走し、分岐後は山間に向かっていきます。列車の速度は30~40kmぐらいの速度ぐらいで、ゆっくりと走ります。

それでも4.2kmという短い区間なので、海科館駅には10分で到着してしまいます。駅到着前に線路がコの字になって曲がりながら、駅に到着するのです。

ホームは1面で駅舎もなく、出入口付近に悠遊カードをかざす機械のみです。また下車と乗車するときはかざす機械が異なるので、悠遊カード乗車時には注意して下さい。

海科館→八斗子

海科館駅で小休憩のち、終点八斗子駅へ到着します。

0.5kmなので、1分ほどで着いてしまいます。トンネルを抜けると海が開けて、湾を描くように回って終点・八斗子駅に到着します。

八斗子駅は海科館駅での騒音軽減のための停車場だったため、当初は客扱いをせず、回送扱いで折り返していました。ところが駅を再整備をして2016年12月28日に開通されました。駅は真新しいホームが備わっています。

ホームに降りると、そこからは海辺の見える絶景が眺められます。ここからの眺めは

「台湾で一番美しいローカル線の駅」

と呼ばれています。ホームが高台のため目の前に道路が真下となって遮るものが無く、見晴らしがすごく良いです。

列車はここで簡単な清掃をして、再び瑞芳方面へ折り返して行きます。

ホームの前後の両端から、真下の道路へ降りることができます。悠遊カードは海科館駅と同じく、入場用と出場用が別れているのでご注意。

ホームに降りて出口に向かうとそこには、

なーにも何もなし!

  • ホームには駅名板と悠遊カードの読取り機がある以外何もなし。
  • 店どころか自販機もなし。
  • 駅前には海辺と道路以外何もありません。

これを解放感と取るのか、閑散としていると受け取るのかは人に寄りけり。

訪れたのが冬の雨降る夜ということと、夕方で車の通りも少ないこともあって、感覚が助長されていました。晴れた夏日には、浜辺が賑わっているそうです。なので夏場にもう一度来てみようかな?(その時は暑さにやられてそうな気がしますが(^^;)

線路はホームから50m位先のところに車止めがあります。この手前にある階段から道路へ下ります。八斗子駅から出て道路を渡ると広場があり、ここから500mほど先に建物が数件建っています。

この付近では、まだ先に続く線路が残っているんですよね。

深澳線は濂洞まで結んでいたことから、八斗子からの先の延伸も計画されているようです。

駅から離れた場所にバス停があり、 基隆駅から八斗子までを基隆客運103路線などが、20~60分ごとに結んでいます。また791路線は基隆より、駅弁で有名な福隆駅まで出れるので、南下することもできますね。

路線バスのほか、海科館バス停からは、基隆経由で台北の市政府までを結ぶ、大都曾客運・2088路線の高速バスが運行されています。

深澳線時刻表

所要時間

行き:瑞芳から海科館までは10分。八斗子駅まではを13分。
帰り:八斗子駅から瑞芳まで16分。海科館駅から10分。

時刻表

平溪線菁桐まで全列車直通運転

瑞芳車站→八斗子車站(菁桐発)

列車番号 瑞芳発 八斗子着 備考
4707 08:30 08:43 土曜休日運行
4711 09:22 09:35
4713 10:12 10:25
4715 11:20 11:33 土曜休日運転
4717 12:17 12:30
4721 13:15 13:28
4723 14:17 14:30
4725 15:17 15:30
4727 16:17 16:30
4731 17:17 17:30

八斗子車站→瑞芳車站(菁桐行き)

列車番号 八斗子発 瑞芳着 備考
4714 08:52 09:08 土曜休日運行
4716 09:44 10:00
4718 10:49 11:05
4722 11:44 12:00 土曜休日運転
4724 12:44 13:00
4726 13:44 14:00
4728 14:44 15:00
4732 15:44 16:00
4734 16:39 16:55
4736 18:12 18:28

深澳線の歴史

深澳線は日本統治時代の1937年に日本鉱業株式会社の金瓜石線として、海浜ー八斗子ー八尺門の間を軽便鉄道(762mm)として開通。戦後は台湾・金銅礦物局に接収され、1955年に名称を台灣金屬礦業公司に変更される。

1961年4月、深澳火力発電所への石炭輸送を行うため、台鉄によって瑞芳ー八斗子間が開通。それに合わせて八斗子ー深澳間が四線軌条に改築され、貨物線・深澳線として瑞芳ー深澳間が開業。並行路線となる金瓜石線は廃止になりました。(八尺門と瑞芳の分岐は今の海科館駅付近)

深澳線は1967年10月に濂洞まで延伸し、沿線住民の要望から、瑞芳ー濂洞間の旅客営業が開始されました。

しかし、その後のモータリゼーションによる旅客減少のため、1989年8月に旅客営業が廃止。火力発電所の石炭輸送のため、旅客営業廃止後も貨物輸送は継続していましたが、その火力発電所が改築のため、2007年9月に貨物営業も廃止されました。(余談:近くに原発を作ったのですが、脱原発宣言のため未稼働で終わる模様)

ところが5年の歳月が経った後、八斗子駅付近に海洋科技博物館が開館する計画が持ち上がります。深澳線跡がアクセス線として脚光され、2014年1月、瑞芳からまで海科館4.2kmの区間を海科館線として再整備し、旅客営業を再開したのです。

当初は列車は海科館駅で折り返していましたが、ディーゼルカーからの騒音と排気のため、駅周辺の住民から苦情が入るようになりました。対策として0.4km先の八斗子駅跡まで回送するようになります。

その後、八斗子駅のホーム改修工事を経て、2016年12月28日に海科館駅ー八斗子駅間が延伸されたのです。

2度の廃止と3度目の開業、フェニックスラインと言えそうです。

まとめ

4.7kmの単線ローカル線ですが、単純往復だとかなり鉄分多い人になってしまうかもしれません。昼間は海岸にお店が出ていたりするので、夏のこれからのシーズンでは、街歩きも楽しめると思います。

八斗子駅や海科館駅から基隆までをバスが結んでいるので、九份帰りなどに海岸沿いを通って基隆を経由し、台北までの旅路を楽しむのがおススメです。

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