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上白滝駅~1日1往復、始発イコール最終列車

February 13, 2016
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知る人ぞ知る秘境駅と化している駅です。近年は秘境駅としてその名を知られていたものの、JR北海道の経営難に伴う合理化策で、遂に今年の3月に廃止されしまいます。
その前にちょっと寄ってみました。

白滝シリーズとは?

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石北本線の上川-下白滝間の約50kmの区間内には偶然にも、奥白滝・上白滝・白滝・旧白滝・下白滝と、白滝と名前の付く駅が連続してます。上記の他に天幕駅と中越駅とともに奥白滝駅という駅がありましたが、2001年6月をもって旅客営業を廃止(天幕以外は信号場へ格下げ)されました。
ですが、その後も白滝という駅名が4駅も連なる姿が現在も続いており、いつしか「白滝シリーズ」と呼ばれるようになるようになりました。
これらの駅の歴史は古く、石北本線最後の未開通区間であった中越(廃止)~白滝間が1932年10月1日に開業し、その際に設けられたのが、上越駅(1975年12月廃止)・奥白滝駅・上白滝駅まで遡ります。

実際の利用実態は、2005年に遠軽町と合併するまで旧白滝村の中心であった白滝駅以外、乗降客は少なく、沿線では過疎化が進み人口が減少していてほとんど乗降客がいない状況でした。そしていつしか秘境駅として注目されて「白滝シリーズ」と呼ばれるようになったのです。

しかしJR北海道の事故多発とともに経営の厳しさから、政府が同社の安全対策投資に1200億円の資金支援を決めましたが、それを受けた施策として、利用のきわめて少ない無人駅や列車を廃止・減便していくことを発表がされたのです。
この方針を受けた第1弾の中に、上白滝・旧白滝・下白滝の3駅の廃止も含まれているのです。

ということで、2016年1月上旬、朝一番の飛行機に乗り込み、新千歳空港に降り立ちました。
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白滝駅へ向かう編

さてこれから向かう上白滝駅。大まかにしか予定を決めてなかったため、空港で目的地までの列車を調べてみると、、、

ぎぃやーーーーーーーっ(心の叫び)

電車がない!shirataki-1

元々秋ぐらいに行く予定でいたのですが、ズルズル予定が伸びてしまって、極寒の冬の時期。秋であれば、旭川空港からレンタカーを使えたのですが、この時期は積雪であるため、車の運転ができない。(雪降ると交通マヒの首都圏在住)その時の計画していた頭のままでいたため、午前中から動けば間に合うでしょ、という無計画で行ってしまった。
ですが、実際に時刻表を見てみると、9時40分のオホーツク3号に乗らないと間に合わないようです。しかも9時過ぎのエアポート快速だと、札幌到着はほぼ1分前着。。。

最悪車内清算でいいやと思って飛び乗ったものの、札幌駅に電車が着いたと同時にオホーツクは発車してしまったorz。

やばいーーーーーーーーーっ!

一生懸命スマホで白滝方面の検索をしていると、白滝経由で北見方面に向かうバスがあるようです。しかも発車時間は10時15分発で、白滝には昼過ぎにつく。もう行くにはこれしかないので、高速バスで白滝に行くことにしました。

札幌では雪がチラつく程度でほとんど降っていないかったのですが、進むに連れてかなりの雪景色に変わる。高速道路の片道2車線が対面式に変わったころには、車窓は吹雪になっていた。かなり先行き不安。

白滝~上白滝駅徒歩編

バスの車内定刻よりややおそい13時半ごろに現地についた。バスのターミナルは高速道路のインターチェンジを降りた直ぐ近くにある。あたり一面雪以外は何もない。なんかポーンと一人出されたような感じがします。さてここから白滝駅までは、国道333号を辿って1km程離れたところにあるのです。

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白滝BT。辺り一面雪。そして人気がなければ何もない。

バスに乗っていた時のようなときの吹雪は収まってきたが、まだ雪はぱらつく様に降っている。先の時間があるので、グーグルマップで位置を確認してから駅に向けて歩き出した。粉雪なせいか、振り払えばサッと落ちていくのはありがたい。辺りは一応家が並んでいるが、人の気配がない。ただただ通りを過ぎていく。時たま、こっちでいいんだよな?と懐疑に思うこともしばしば。
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駅近くまでやってくると家々が立ち並んでくるものの、人の気配についてはあまり変わらない。先の方で何人かの人通りが見えたので、そこが駅だと分かった。やっと人の気配がする!!!

shirataki-5白滝駅は平成元年に改築された、比較的新しい作りの駅舎である。特急オホーツクが数本止まる立派な特急停車駅ではあるが、駅員はいない無人駅である。2005年に遠軽町と合併するまでは村の中心駅でした。

すでに昼を過ぎた時間。特急停車駅だから、規模は小さくても何か食事できるだろう、と思っていました。しかし現実は、駅前を見渡しても店が開いている感じがしない。駅前に1件食堂らしき店があったのですが、中が暗いのでどうみても営業はしてなさそう。ちょうど時間が空く頃、小腹が空くころと思っていたましたが、これは誤算でした。

駅舎に入ると無人でしたが、待合室は暖房が入っているのか暖かかった。時刻表を眺めると、数十分後の14:22頃に遠軽からの列車がやようです。列車はそのまま折り返してゆくので、この列車を見送ってから駅を離れることにしました。

暫くして列車がやってくる時間になったので、ホームに出てみた。線路やホームやら一面雪に覆われていて、気をつけていないと滑りそうだ。隣のホームへは跨線橋がないので、ホームに降りて渡るしかないのだが、雪に埋もれて通路が何処だがわからない。何処を渡っているのだろ??

そんなことを考えていたら、静かな山間から列車が北見方面からやってきました。

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1両編成のディーゼルカーは隣の3番線に入線していった。それでも列車から降り立ったのは10人弱ぐらいの乗客がいました。ほとんど学生でしたが、日にち的に始業日なのだからだろうか。そして雪がなければ構内踏切であろう場所を渡って駅舎に入っていった。人気のないホームで運転手は折り返し準備をして、ほどなく遠軽行きの自動音声が始まった。折り返しは4~5人ぐらいの学生だろうか?となると、普段は乗客が居ないかもしれない。気が付けば折り返しの時間になり、1両編成のディーゼル列車は遠軽方面へ向けて走り去った。次に列車が来るのは特急だが、2時間近く先のことである。
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上白滝駅は列車本数が朝の遠軽行きと夕方の旭川行きの上下1本づつがあるだけ。つまりは止まる列車は1日1往復と言う、全国でも突出した存在感を放っている。そのため列車で往復して訪れるということはほぼ不可能(駅寝は別)であるため、隣の駅から歩いて行くしかない。ただし旭川方面の上川駅からは34キロほどあるので、徒歩となると白滝駅から行くことなる。上白滝駅へは国道333号線を並走するように石北線が通っているので、国道をそのまま歩いて行けば3キロほどで到着します。

外は少し雪が舞っていますが、とりあえず上白滝駅に向けて歩き始めました。
駅前を抜けると郵便局が見える。どう見ても周辺の店舗の中では一番大きい建物である。元々村の中心であったことも考えると当然といえば当然かもしれない。が、今まで歩いてきて見た地域の規模を考えると、少し過剰といえるかもしれない。郵便局が株式公開をしたので、JRのように、今後過疎化した地域の郵便局も整理が入るかもしれないと思っています。

本州3社が株式公開した辺りから、地方のダイヤや駅が急に見窄らしいく見えるのは、自分だけでしょうか?最近だと新たな水害などで実質廃線のような路線も出てきました。

北海道に限らず、JRで旅行に出かけることが昔以上に難しいと感じています。
さてさて旅行の続きに戻ります。

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郵便局を過ぎた先で緩いカーブを曲がると、かなり長い直線の道が目に止まる。ここをてくてくと歩いて行く。そして更に進むと、かなり遠くに点滅しているランプが見える。たぶんそこが駅だと思われるが、そのランプの光はかなり豆粒であるため、先はまだ長い。

道はかなり広く歩道も利用側にあって広い。しかし雪で埋まっていて、特に左側の歩道は殆ど歩くこととは出来きない。かろうじて道路右側を歩くことができるが、車道側を歩く方が楽なこともあった。歩いていても車は殆どすれ違わない。厳しい冬の北海道の現実なのかと思いながら、進んだ。

少し日が暮れかかってきたと感じたころに、上白滝駅へ到着した。

上白滝駅はこんな感じ

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駅前は数件の家や自販機のあるお店もあった。周りの感じは、とても利用者がほとんどいない駅とは思えない感じではある。道路から駅に向かうと、そこには古いものの立派な駅があった。
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上白滝駅の駅舎は道内でも一番古い現役木造駅舎です。元々有人駅でしたが、1983年1月に荷物取扱を廃止と同時に無地駅化されています。そのため元々は貨物用の引込線があり、本線も2面2線の対面式ホームがありました。現在は駅舎側のホームのみとなっていますが、ホームへの扉を開けると改札跡があり、以前有人駅であったことを物語っています。
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駅自体、1日1往復の駅の割には清掃は行き届いており、汲み取り式ながらトイレも備わっている。(水洗ではないですよぉ)
 暫く駅の中を写真を撮ったりするが、都市の駅とは違ってすぐに終わってしまいます。
16:00前、札幌へ向かう特急が通過していった。それから30分も過ぎれば、辺りはどっぷり日が暮れていた。
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秘境駅とか言われている上白滝駅ですが、1980年頃までは1日5往復の普通列車が走っていました。ところが国鉄最後のダイヤ改正となる1986年11月、列車は一気に1往復まで削減されてしまって現在まで続いています。

それ以来、1日1往復という状態がずっと続いています。さすがに削減しすぎなので、快速「きたみ」を走らせていますが、、、、それでも1往復。
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実際は土曜日の午後のみ、遠軽からの白滝止まりの列車を奥白滝まで延長運転をしていました。(1992年3月まで)また白滝地区は北見・遠軽方面との交流はあるのですが、上川方面とはあまり交流があまりなかったようです。(実害なし???)

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日は早く落ち、吹雪が舞っています。

17:08、列車はほとんど遅れずにやってきた。2両編成の車内は、目測だと20人に足らない位の乗客。なぜか1両目に9割方の乗客がが固まっている。自分の隣には外国人がいた。おそらく前のオホーツクに乗れなかったので、この列車で札幌へ向かっていると思われる。
2両の列車は暗闇の中に停車した。なんでも対向列車との行き違い待ちとのアナウンスが入る。暗くてよくわからないが、おらくここが旧奥白滝駅(元信号所)と思われる。ただ対向列車が遅れていたこともあってか、かなりの間停車していた。

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2016年に廃止されるのは、白滝駅を除く3駅。これにより、上川~丸瀬布間57kmで、途中駅は白滝駅一つだけが残ります。

さらに、上川駅~白滝駅の駅間距離は37.3kmもあります。これは石勝線新夕張~占冠間34.3kmを抜き、青函トンネル区間を除く在来線で日本最長ということになります。
都心部でいうと、東京から北へは上尾、西へは東戸塚・立川まで止まらない状態です。
そりゃ赤字になるわな・・・。

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18:16、1時間以上かかって上川駅へ到着した。ちなみに特急列車なら、白滝駅より40分ほど。ここで列車は40分ほど停車する。かなりゆっくりしすぎ。
時間帯から、本来であれば学校とかの帰宅列車と思われるが、乗ってくる人はほとんどいない。あまりにも時間があるので、列車の外へ出てみる。駅舎を出ると外は吹雪いていた。寒すぎ。

列車は18:53、旭川へ向けて上川駅を出発しました。旭川の手前で数分待たされたものの、ほとんど遅れずに旭川へ到着した。

おまけのトラブル

ここで終わると思いきや、トラブル発生。

なんと30分後にでる特急がイノシシとぶつかって、1時間程遅れているとのアナウンスがあった。動物と衝突で遅れているとは、北海道らしいと言えば北海道らしい。
で、次の旭川からの列車はというのと、さらに30分後の網走からやって来るオホーツク8号。
発車まで時間があるので、駅中の食堂で遅い昼兼夕食を取っていた。

15分前くらいに改札を通ってホームに向かうと、各入口に10人くらいは並んでいた。ただ車両短いのでいやな予感はしていた。列車が到着してなかにはいると、だいたい7割位の乗車だった。札幌まで座れないことを覚悟していたが、通路で立っていた目の前で、かばんをよけて空いた席があり、座って札幌まで向かうことができた。
当然、旭川以降の駅でも乗込んでくるので、札幌に到着する頃には車内はかなり混雑していた。

shirataki-41札幌に到着したのは22:38ごろ。ようやく長い1日が終わりました。

 

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